令和7年度 しまじまの芸能祭@首里城公園
2025年10月25日、首里城公園の下之御庭の野外舞台で「しまじまの芸能祭」を見学。
沖縄県主催の県内各地の伝統芸能を紹介するイベントで、今回は糸満市米須のウシデーク、読谷村伊良皆の京太郎(チョンダラー)、伊江村西江上のペンシマ、浦添市勢理客の獅子舞でした。

まずは、沖縄民謡(仲宗根創さん・長堂桃花さん)。

最初の演目は、糸満市字米須区自治会によるウシデーク(臼太鼓)。
ウシデークは、五穀豊穣と村の繁栄を祈念する奉納舞踊です。
300年以上前の御嶽踊りに由来すると云われています。
旧暦8月15日に、獅子舞と一緒に道ジュネーをするので、これから見たい行事のリストに入っています。
青色のルギン(上着)と白いカカン(下着)が奇麗ですね。




演舞が終わると、代表者のインタビューがありました。
司会進行は、いつも通り沖縄観光ガイド「赤瓦ちょーびん」さんでした。

2番目の演目は、読谷村伊良皆芸能保存会による京太郎(チョンダラー)。 京太郎は、首里王府時代に大和から入った門付け芸(家の門の前で芸を披露して金品を貰う)、又はその芸能者のことです。
伊良皆の京太郎は、上地正勝さんと伊良皆芸能保存会によって、文献調査などに基づいて創作復元されました。
まずは、やんざい頭による口上。

扇舞。

人形芝居(人形踊り)。
2019年の全島獅子舞フェスティバルで見た時には、無かった演目です。
伊良皆の京太郎は、常に研究発展しているそうです。
2024年のしまじまの芸能祭でのインタビューで、泡瀬の京太郎保存会の人は、国選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)になってしまったので、型を勝手に変更できないのが不便と言っていました。
国などのお墨付きがあると芸能は保護されるけど、変化できないデメリットもあるようですね。

鳥刺し舞。

升舞。

馬舞。

獅子舞を誘い出す猩々。

獅子舞。

上地正勝さんのインタビュー。

3番目の演目は、伊江村西江上区のペンシマ。
西江上区のペンシマは、フェーヌシマ(南の島)の一種で、鬼のお面と物語形式になっているのが特徴です。
2015年の伊江村民俗芸能発表会で見てから、10年ぶりです。
まずは、鬼達による棒踊りから。
「ハウー」と叫ぶのが面白い。


手踊り。

コサックダンスのような、アヒル踊り。


藪地の比屋の息子の平安座バッタラ武士によって、鬼達が退治されてしまいます。


代表者のインタビュー。
鬼のお面の裏には、代々の演者の名前が書いてあるそうです。

最後の演目は、浦添市勢理客獅子舞保存会による獅子舞。
勢理客の獅子舞は、国選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)です。
勢理客の獅子舞は、約400年前に「コーレー具志堅」という人に伝えられたと云われています。
11の型が保存されていて、今回は「二方」のショートバージョン(本来は20分程度)。
二方は、儀式的な「ジャンメー」ではなく、遊び獅子「モーヤー」の一つです。
この型で獅子舞が鞠と遊ぶ様子が、猫がジャレている感じで可愛い。
実は、今月6日の旧暦8月15日の勢理客十五夜祭で見たばかりでした。笑






代表者のインタビュー。

最後の記念撮影。

しまじまの芸能祭は、今年で3年目ですが、今回もとても楽しめました。
関係者の方々に感謝です。

地図をGoogleマップで表示
沖縄県主催の県内各地の伝統芸能を紹介するイベントで、今回は糸満市米須のウシデーク、読谷村伊良皆の京太郎(チョンダラー)、伊江村西江上のペンシマ、浦添市勢理客の獅子舞でした。

まずは、沖縄民謡(仲宗根創さん・長堂桃花さん)。

最初の演目は、糸満市字米須区自治会によるウシデーク(臼太鼓)。
ウシデークは、五穀豊穣と村の繁栄を祈念する奉納舞踊です。
300年以上前の御嶽踊りに由来すると云われています。
旧暦8月15日に、獅子舞と一緒に道ジュネーをするので、これから見たい行事のリストに入っています。
青色のルギン(上着)と白いカカン(下着)が奇麗ですね。




演舞が終わると、代表者のインタビューがありました。
司会進行は、いつも通り沖縄観光ガイド「赤瓦ちょーびん」さんでした。

2番目の演目は、読谷村伊良皆芸能保存会による京太郎(チョンダラー)。 京太郎は、首里王府時代に大和から入った門付け芸(家の門の前で芸を披露して金品を貰う)、又はその芸能者のことです。
伊良皆の京太郎は、上地正勝さんと伊良皆芸能保存会によって、文献調査などに基づいて創作復元されました。
まずは、やんざい頭による口上。

扇舞。

人形芝居(人形踊り)。
2019年の全島獅子舞フェスティバルで見た時には、無かった演目です。
伊良皆の京太郎は、常に研究発展しているそうです。
2024年のしまじまの芸能祭でのインタビューで、泡瀬の京太郎保存会の人は、国選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)になってしまったので、型を勝手に変更できないのが不便と言っていました。
国などのお墨付きがあると芸能は保護されるけど、変化できないデメリットもあるようですね。

鳥刺し舞。

升舞。

馬舞。

獅子舞を誘い出す猩々。

獅子舞。

上地正勝さんのインタビュー。

3番目の演目は、伊江村西江上区のペンシマ。
西江上区のペンシマは、フェーヌシマ(南の島)の一種で、鬼のお面と物語形式になっているのが特徴です。
2015年の伊江村民俗芸能発表会で見てから、10年ぶりです。
まずは、鬼達による棒踊りから。
「ハウー」と叫ぶのが面白い。


手踊り。

コサックダンスのような、アヒル踊り。


藪地の比屋の息子の平安座バッタラ武士によって、鬼達が退治されてしまいます。


代表者のインタビュー。
鬼のお面の裏には、代々の演者の名前が書いてあるそうです。

最後の演目は、浦添市勢理客獅子舞保存会による獅子舞。
勢理客の獅子舞は、国選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)です。
勢理客の獅子舞は、約400年前に「コーレー具志堅」という人に伝えられたと云われています。
11の型が保存されていて、今回は「二方」のショートバージョン(本来は20分程度)。
二方は、儀式的な「ジャンメー」ではなく、遊び獅子「モーヤー」の一つです。
この型で獅子舞が鞠と遊ぶ様子が、猫がジャレている感じで可愛い。
実は、今月6日の旧暦8月15日の勢理客十五夜祭で見たばかりでした。笑






代表者のインタビュー。

最後の記念撮影。

しまじまの芸能祭は、今年で3年目ですが、今回もとても楽しめました。
関係者の方々に感謝です。
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