2025年7月20日(旧暦6月26日)、南風原町兼城の綱引き(アミシの御願綱)が行われました。
兼城の綱引きの特徴は、火を吹くジャー(龍蛇)ですが、旗頭、棒術や総巻(巻棒)も見応え有りました。
兼城の綱引きは、花火と爆竹、鉦、銅鑼で、光と音の洪水になります。

南風原町兼城の綱引き


下の写真は、火を吹くジャー(龍蛇)。
兼城のジャーの由来は諸説ありますが、元々ジャーは女性の神だったそうです。
豊穣(雨)の神のジャーを引き寄せるために、アミシ(雨乞いの行事)の綱引きを行います。
ジャーは火を吹いて穢れを払い、村には豊年が訪れると云われています。
※棒の上の黄色い球体は、村のシンボルで「ムラトゥール(九年母灯篭)」と呼ばれています。

火を吹くジャー@南風原町兼城の綱引き

午後8時50分頃、カヌチ棒、東西の旗頭と綱が兼城公民館前に到着しました。

東の綱の登場@南風原町兼城の綱引き

東の綱の登場@南風原町兼城の綱引き

まずは、子供の旗頭のガーエー。

子供の旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

続いて、大人の旗頭のガーエー。
ジャーから放たれる花火、爆竹、鉦、銅鑼で光と音の洪水です。

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

棒術(綱引き棒)が始まりました。
チビッ子でも本格的です。

子供の棒術@南風原町兼城の綱引き

子供の棒術@南風原町兼城の綱引き

大人の棒術は、迫力がありますね。

棒術@南風原町兼城の綱引き

棒術@南風原町兼城の綱引き

棒術@南風原町兼城の綱引き

棒術@南風原町兼城の綱引き

棒術@南風原町兼城の綱引き

総巻(巻棒、集団で行う棒の演技)。
棒を持った人達が、グルグル回ります。

巻棒@南風原町兼城の綱引き

巻棒@南風原町兼城の綱引き

巻棒@南風原町兼城の綱引き

巻棒@南風原町兼城の綱引き

午後9時20分頃、東西の綱寄せが始まりました。

綱寄せ@南風原町兼城の綱引き

綱を放り上げて、相手を威嚇します。

綱寄せ@南風原町兼城の綱引き

東西の綱が近づいて来ました。

綱寄せ@南風原町兼城の綱引き

東西の綱を繋ぐカヌチ棒の位置で揉めています。

カヌチ棒@南風原町兼城の綱引き

カヌチ棒@南風原町兼城の綱引き

綱引きが始まりました。

綱引き@南風原町兼城の綱引き

綱引き@南風原町兼城の綱引き

今年は、東の勝利。
東が勝てば豊年、西が勝てば子孫繁栄と云われています。

勝った東の人達@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエーが始まりました。

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

ムラトゥールと旗頭と共に、ジャーの川流しの儀式に向かいます。

ジャーの川流しの儀式へ@南風原町兼城の綱引き

兼城交差点のENEOS南風原SSで、旗頭のガーエー。

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

旗頭のガーエー@南風原町兼城の綱引き

山田橋(現在のナカモト橋)の上で、棒術の奉納。

棒術の奉納@南風原町兼城の綱引き

午後10時前、ジャーとティーナ(手綱)に火を点けて燃やし、川に流します。
燃えたジャーが、天に帰っていきます。
穢れが払われた村には、豊年が訪れるそうです。

ジャーの川流しの儀式@南風原町兼城の綱引き

今年も、兼城の綱引きを楽しめました。
関係者の皆さんに感謝です。

南風原町兼城の綱引き 2025の地図
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