2024年4月27日、那覇爬龍船振興会と泊・那覇・久米の代表者によるハーリー御願を見学。
那覇ハーリー会館を出発して、拝所を廻りながら三重城へ。
GWに行われる那覇ハーリーに向けて、ハーリー大会の安全・成功などを祈願しました。
三重城では、ハーリー発祥の地と云われている豊見城への遥拝(お通し)もしました。

三重城拝所@ハーリー御願

午前9時半過ぎ、那覇ハーリー会館に到着。

那覇ハーリー会館@ハーリー御願

那覇ハーリー会館@ハーリー御願

午前10時、ハーリー御願へ出発です。

那覇ハーリー会館@ハーリー御願

最初の拝所は、新屋敷公園内にある泊新屋敷拝所(黄金御嶽)。
悪疫から住民を守る御嶽として知られています。

黄金御嶽@ハーリー御願

黄金御嶽@ハーリー御願

2番目の拝所は、泊北公園内にある泊大阿母拝所(泊大阿母火神)。
第一尚氏の尚徳王ゆかりの拝所です。
1466年、尚徳王が奄美の喜界島を征伐して帰国した際、泊宗重の妻が清水を捧げて王を出迎えました。
これに感動した王が泊宗重を泊里主(泊地頭職)に、妻を泊大阿母(ノロの神職)に任命しました。

泊大阿母拝所@ハーリー御願

泊大阿母拝所@ハーリー御願

3番目の拝所は、崇元寺拝所(崇元寺之嶽、馬鞭ヌ御嶽、神名:コバノミヤウレ御イベ)。
第二尚氏の尚円王ゆかりの拝所で、『琉球國由来記』にも記載されている由緒ある御嶽です。
安里大親が正体不明の老人(神様)と出会った場所の目印として馬鞭を置いた場所(後に安里大親が家を建てた)が、拝所(馬鞭ヌ御嶽)となりました。
安里大親は、尚徳王の死後に内間里主(後の尚円王)を推薦した人物で、尚円王から安里地頭職に任命されました。
安里大親の家は霊異の地であったので、後に宗廟と寺が創建され、崇元寺と名付けられました(諸説あり)。

崇元寺之嶽@ハーリー御願

崇元寺之嶽@ハーリー御願

4番目の拝所は、安里拝所(浮縄之嶽、オワキワヌ御嶽、神名:ヨリアゲ森カネノ御イベ)。
『琉球國由来記』にも記載されている由緒ある御嶽です。
安里大親が釣りをした場所とも云われていて、漁業関係者の大量祈願の拝所となっています。
またハーリーの際には、泊村が必勝を祈願しました。

浮縄之嶽@ハーリー御願

5番目の拝所は、前島町民会館横にある前島拝所(久場之山御嶽、前島塩神)。
この辺りは戦前、潟原(塩田)だったので、前島塩神とも呼ぶようになりました。

久場之山御嶽@ハーリー御願

久場之山御嶽@ハーリー御願

6番目の拝所は、ハーリー御願で廻る拝所ではなく、那覇爬龍船振興会の会長の地元の拝所です。
前島北公園内にある拝所で、詳しいことは分かりませんでした。

前島北公園内の拝所ハーリー御願

前島北公園内の拝所@ハーリー御願

7番目の拝所のある三重城へ。

三重城@ハーリー御願

三重城@ハーリー御願

三重城拝所(金毘羅宮)での御願。

三重城拝所@ハーリー御願

三重城拝所@ハーリー御願

ハーリー発祥の地と云われている豊見城への遥拝(お通し)。

豊見城への遥拝@ハーリー御願

最後に、記念撮影。

記念撮影@ハーリー御願

前日の天気予報では雨でしたが、良い天気に恵まれてラッキーでした。
今年は戦後50回目の那覇ハーリーで、盛り上がると良いですね。

ハーリー御願の地図
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