2023年10月29日、全島獅子舞フェスティバルが、うるま市の安慶名闘牛場で開催されました。
今回は、沖縄県内5つの地域の獅子舞を見学。
ライトアップされた安慶名城跡をバックに、野外舞台は良い雰囲気でした。

うるま市上江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

午後6時、オープニングが始まりました。
去年と同じように、現代版組踊の団体・肝高の阿麻和利との共演です。
まずは、演舞をする獅子舞の登場。

オープニング@全島獅子舞フェスティバル

オープニング@全島獅子舞フェスティバル

最初の獅子舞は、うるま市上江洲。
上江洲獅子舞保存会による演舞です。
戦後に獅子舞が途絶えてしまいましたが、1993年に復活しました。
まず、長刀の舞で場を清めます。

うるま市上江洲の長刀の舞@全島獅子舞フェスティバル

ワクヤーの2匹の子猿が、獅子舞を誘い出します。

うるま市上江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

獅子舞の動きの真似をする子猿が可愛いですね。

うるま市上江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

小猿が獅子舞に乗って、退場します。
この後、子獅子の演舞もありました。

うるま市上江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル


2番目は、那覇市首里汀良町の獅子舞。
首里汀良町獅子舞保存会による演舞です。
尚巴志王の時代(15世紀)に始まった、沖縄県下で最も古い獅子舞と云われています。
シンプルに銅鑼の音だけなので、神聖な感じがしますね。
※首里汀良町の獅子舞は、旧暦8月15日の汀良町十五夜獅子舞で行われます。
汀良町十五夜獅子舞の様子は、こちら:平成28年度 汀良町十五夜獅子舞

那覇市首里汀良町の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

那覇市首里汀良町の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

那覇市首里汀良町の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル


琉球古武道太鼓の演舞。

琉球古武道太鼓@全島獅子舞フェスティバル

3番目は、八重瀬町志多伯の獅子舞。
志多伯獅子舞・棒術保存会による演舞です。
まずは、舞方(棒術)で場を清めます。

八重瀬町志多伯の舞方@全島獅子舞フェスティバル

志多伯の獅子舞は、約300年の歴史を持つと伝えられています。
※志多伯の獅子舞は、年忌毎の旧暦8月15-16日の獅子加那志豊年祭で行われます。
獅子加那志豊年祭の様子は、こちら:八重瀬町の志多伯豊年祭 その2(琉球舞踊、獅子舞、狂言)

八重瀬町志多伯の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

八重瀬町志多伯の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

八重瀬町志多伯の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル


4番目は、うるま市江洲の獅子舞。
江洲獅子舞保存会による演舞です。
江洲の獅子舞は、物語形式になっています。
福の神とフーチ(疫病)神の戦い。

うるま市江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

獅子舞が、福の神に加勢します。

うるま市江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

フーチ神を倒し、雄叫びを上げる獅子舞。

うるま市江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

江洲の獅子舞は、旧暦7月14日の豊和風まつりで行われます。
※豊和風まつりの様子は、こちら:うるま市江洲の獅子舞@豊和風まつり

うるま市江洲の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル


現代版組踊「肝高の阿麻和利」。

肝高の阿麻和利@全島獅子舞フェスティバル

肝高の阿麻和利@全島獅子舞フェスティバル

最後は、うるま市勝連南風原の獅子舞。
うるま市勝連南風原青年会による演舞です。
まずは、棒術。

うるま市勝連南風原の棒術@全島獅子舞フェスティバル

南風原の獅子舞は、1726年から始まったと云われています。
現在の形になったのは、1918年のようです。

うるま市勝連南風原の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

うるま市勝連南風原の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

うるま市勝連南風原の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル


勝連南風原の獅子舞が、会場に入ってきます。

うるま市勝連南風原の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

獅子舞は、ちびっ子達に大人気でした。笑

うるま市勝連南風原の獅子舞@全島獅子舞フェスティバル

獅子舞フェスティバルは、午後8時半過ぎに終了しました。
コロナの影響で、獅子舞が多くの地域で中断していましたが、今年から復活し始めています。
来年も各地の獅子舞を見学したいですね。

第36回 全島獅子舞フェスティバルの地図
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