昨日は旧暦8月15日で、沖縄各地で獅子舞や綱引、村芝居などが行われました。
浦添市は獅子舞が盛んで、現在も3か所(勢理客、仲西、内間)で受け継がれています。
去年と同様に今回も、400年以上の歴史のある浦添市勢理客の獅子舞を見学。
「勢理客の獅子舞」として国選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)として登録されています。

午後6時から、子供の獅子舞や空手などの余興が始まって、午後7時からメインの勢理客十五夜祭が始まります。
仕事が終わった後に急いで勢理客公民館へ行きましたが、最初の獅子舞の型『ジャンメー』が丁度終わっていました。涙
ジャンメーは場を清める儀式的要素の強い演目で一番最初に演じられます。
見られなくて、かなり残念。
同じように場開きの意味を持つ琉球舞踊の『かぎやで風』と『長者の大主』も行われましたが、間に合いませんでした。

会場に到着したのは、獅子舞の2番目の型『トーチヌジェー』が始まるところでした。
棒を加えての演舞で、大迫力!!

勢理客の獅子舞(トーチヌジェー)@勢理客十五夜祭

勢理客の獅子舞(トーチヌジェー)@勢理客十五夜祭

勢理客の獅子舞(トーチヌジェー)@勢理客十五夜祭

余興の日本舞踊の後、那覇市の波上宮獅子舞保存会の演舞。
3匹の獅子舞が登場して開場は大盛り上がりでした。
勢理客の獅子舞は古典的ですが、波上宮の獅子舞はコミカルな芝居も入っていて雰囲気が全然違ってました。

那覇市波上宮の獅子舞@勢理客十五夜祭

那覇市波上宮の獅子舞@勢理客十五夜祭


続いて、勢理客獅子舞保存会の若手による3番目の獅子舞の型『タチシラングィ』。
シラングィは、虱を食べるという意味で、虱を払い落とす演技をします。
子供とは思えない完成度でした。

勢理客の獅子舞(タチシラングィ)@勢理客十五夜祭

空手や日舞の余興を挟みながら、獅子舞の4番目の型『バンクグイ』と5番目の型『二方』。
どちらの演舞も、獅子舞が玉と戯れます。
この玉は、猿の頭を模しているらしいです。
二方は、二方向に向かって清めるという意味です。

勢理客の獅子舞(バンクグイ)@勢理客十五夜祭

勢理客の獅子舞(二方)@勢理客十五夜祭


琉球舞踊を挟んで、6番目の獅子舞の型『タティティヌボー』。
題名の通り、獅子舞が、予め立てられた棒と戯れます。

勢理客の獅子舞(タティティヌボー)@勢理客十五夜祭

歌の発表の後に、7番目の獅子舞の型『ホーイジャンメー』。
激しい動きが格好いいです。

勢理客の獅子舞(ホーイジャンメー)@勢理客十五夜祭

勢理客の獅子舞(ホーイジャンメー)@勢理客十五夜祭


琉球舞踊を挟んで、8番目の獅子舞の型『タティティヌジェー』。

勢理客の獅子舞(タティティヌジェー)@勢理客十五夜祭

勢理客の獅子舞(タティティヌジェー)@勢理客十五夜祭

最後の大トリは、9番目の型『タチシラングイ』。
立って虱を食べるという意味です。

勢理客の獅子舞(タチシラングイ)@勢理客十五夜祭

勢理客の十五夜祭は、獅子舞だけでなく琉球舞踊など、内容が盛り沢山でした。
琉球舞踊など、『かぎやで風』、『長者の大王』、『ハーメー』、『滝落とし』、『安波節』、『屋慶名クワディーサー』、『前の浜』、『與那節』、『湊くり節』、『世界報口節』、『赤木名節』。
最初の3つは、間に合わなかったので残念ながら見られませんでした。

琉球舞踊@勢理客十五夜祭

最後は、獅子祈願。
ホント、お疲れ様でした。

獅子祈願@勢理客十五夜祭

平成26年度 勢理客十五夜祭の地図
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