旧暦年越し行事「マースヤー」@粟国島 2025
2025年1月28日(旧暦大晦日)、粟国島で旧暦の年越し行事「マースヤー(塩売り)」を見学。
原・組と呼ばれる11の地域ごとに、塩売り役の男性を先頭にして、踊り手、三線、太鼓などの一行が、夕方から深夜まで各家を廻ります。
塩売り役の男性によるトーンサリ(マースヤーの口上、無病息災や五穀豊穣などを祈願する祝詞)の後は、三線の演奏や琉球舞踊などを楽しめました。
塩売り役の男性は浜地区でしか見られず、近年は踊りの方が主になっているようでした。
午後6時半頃から深夜0時半過ぎまで同行しましたが、まだ終わりそうもなかったです。驚

塩売り役の男性は玄関口で、トーンサリを唱えながら、お盆に塩の山を3つ作って家に嘉例を付け、代わりにお酒やご祝儀などを受け取ります。
塩売り(嘉例吉大者、世持大者)は、各家に訪れて験を付けて廻ることから、弥勒や八重山のアカマタ・クロマタのような来訪神(マレビト)と同様な存在である事が示唆されています。
本来のトーンサリは非常に長いですが、現在はかなり短くなり、浜地区以外では省略される傾向にあるようです。
下の動画は、巣飼下原(西地区)の一行が、各家を廻っている様子。
女性陣の琉球舞踊が抜群に上手で、手拍子や指笛、掛け声など雰囲気も良かった。
4曲目の「イー正月ヤー(別名:ヒーヤーサーサー)」は、巣飼下原に特有の曲だそうです。
1月28日、フェリーで粟国島へ。
海が大時化の為に徐行運転になって、本来2時間で着くはずが、約3時間かかって乗船中に3回吐きました。涙
宿泊する「プチホテルいさ」に早めにチェックインさせてもらって、しばらく休息。
体調回復後、11の原・組の事務所を訪ねて、マースヤーの始まる時間などを確認しました。
浜地区:前組、後組、西組
東地区:首里福原、大濱原、端田原、伊久保原
西地区:泊原、草戸原、前バル原、巣飼下原
※大濱原、首里福原、泊原は、事務所に提灯が付いていなかったので、今年は中止になったようでした。
※各事務所の地図を、Googleマイマップで作成しました。
各原・組の位置関係が分かると、夜にマースヤーの一行を探す時にも役に立ちますよ。
大きい地図へ
午後6時過ぎ、浜地区の西組の事務所へ。
他の原・組は午後7時頃から始まりますが、西組は少し早めです。
提灯の明かりが、良い雰囲気でした。

午後6時半頃、事務所の前で、最初の踊り。
浜地区は、エイサーの曲が多かったです。

三線を弾きながら、家を廻ります。


西組のトーンサリ。
口上は、かなり短めでした。

西組の踊り。


後組のトーンサリ。
西組と同様にかなり短め。

後組の踊り。


前組のトーンサリ。
口上は、長めでした。
撮影した動画は、このブログの上の方にあります。

前組の踊り。
チビッ子のエイサーの囃子の声が、元気良かったですね。


「めでたい節」は、ほとんどの地区で踊られてました。

カチャーシーみたいになりました。

伊久保原は、若い子が沢山いました。
東と西地区では「かぎやで風」を踊るのが多いですね。


東と西地区では、男性がエーク(櫂)を持って踊る(かちりん節かな?)のが人気みたいです。


古民家と「ハイサイおじさん」で踊るチビッ子達の組み合わせが、面白かった。

巣飼下原の踊り。
撮影した動画が、このブログの上の方にあります。


「イー正月ヤー(別名:ヒーヤーサーサー)」での踊りは、腕を捲ったり、お辞儀をしたりなど、可愛いかったです。


草戸原の踊り。



前バル原の踊り。



深夜0時半過ぎまで前バル原に付いて行きましたが、まだ10軒くらいあるそうで、断腸の思いで宿に帰りました。涙
午前のフェリーで吐いたので、体調が万全では無かった…。
宿への帰り道でも、アチコチから太鼓の音が聞こえたので、他の地域も遅くまでやっていたのかな?
端田原を見られなかったのが、少し残念だったです。
粟国島では、旧暦1月2日には「船起こし」、1月3日には「村起こし」が行われます。
次回は、旧暦大晦日から1月3日まで見学したいですね。
原・組と呼ばれる11の地域ごとに、塩売り役の男性を先頭にして、踊り手、三線、太鼓などの一行が、夕方から深夜まで各家を廻ります。
塩売り役の男性によるトーンサリ(マースヤーの口上、無病息災や五穀豊穣などを祈願する祝詞)の後は、三線の演奏や琉球舞踊などを楽しめました。
塩売り役の男性は浜地区でしか見られず、近年は踊りの方が主になっているようでした。
午後6時半頃から深夜0時半過ぎまで同行しましたが、まだ終わりそうもなかったです。驚

塩売り役の男性は玄関口で、トーンサリを唱えながら、お盆に塩の山を3つ作って家に嘉例を付け、代わりにお酒やご祝儀などを受け取ります。
塩売り(嘉例吉大者、世持大者)は、各家に訪れて験を付けて廻ることから、弥勒や八重山のアカマタ・クロマタのような来訪神(マレビト)と同様な存在である事が示唆されています。
本来のトーンサリは非常に長いですが、現在はかなり短くなり、浜地区以外では省略される傾向にあるようです。
下の動画は、巣飼下原(西地区)の一行が、各家を廻っている様子。
女性陣の琉球舞踊が抜群に上手で、手拍子や指笛、掛け声など雰囲気も良かった。
4曲目の「イー正月ヤー(別名:ヒーヤーサーサー)」は、巣飼下原に特有の曲だそうです。
1月28日、フェリーで粟国島へ。
海が大時化の為に徐行運転になって、本来2時間で着くはずが、約3時間かかって乗船中に3回吐きました。涙
宿泊する「プチホテルいさ」に早めにチェックインさせてもらって、しばらく休息。
体調回復後、11の原・組の事務所を訪ねて、マースヤーの始まる時間などを確認しました。
浜地区:前組、後組、西組
東地区:首里福原、大濱原、端田原、伊久保原
西地区:泊原、草戸原、前バル原、巣飼下原
※大濱原、首里福原、泊原は、事務所に提灯が付いていなかったので、今年は中止になったようでした。
※各事務所の地図を、Googleマイマップで作成しました。
各原・組の位置関係が分かると、夜にマースヤーの一行を探す時にも役に立ちますよ。
大きい地図へ
午後6時過ぎ、浜地区の西組の事務所へ。
他の原・組は午後7時頃から始まりますが、西組は少し早めです。
提灯の明かりが、良い雰囲気でした。

午後6時半頃、事務所の前で、最初の踊り。
浜地区は、エイサーの曲が多かったです。

三線を弾きながら、家を廻ります。


西組のトーンサリ。
口上は、かなり短めでした。

西組の踊り。


後組のトーンサリ。
西組と同様にかなり短め。

後組の踊り。


前組のトーンサリ。
口上は、長めでした。
撮影した動画は、このブログの上の方にあります。

前組の踊り。
チビッ子のエイサーの囃子の声が、元気良かったですね。


「めでたい節」は、ほとんどの地区で踊られてました。

カチャーシーみたいになりました。

伊久保原は、若い子が沢山いました。
東と西地区では「かぎやで風」を踊るのが多いですね。


東と西地区では、男性がエーク(櫂)を持って踊る(かちりん節かな?)のが人気みたいです。


古民家と「ハイサイおじさん」で踊るチビッ子達の組み合わせが、面白かった。

巣飼下原の踊り。
撮影した動画が、このブログの上の方にあります。


「イー正月ヤー(別名:ヒーヤーサーサー)」での踊りは、腕を捲ったり、お辞儀をしたりなど、可愛いかったです。


草戸原の踊り。



前バル原の踊り。



深夜0時半過ぎまで前バル原に付いて行きましたが、まだ10軒くらいあるそうで、断腸の思いで宿に帰りました。涙
午前のフェリーで吐いたので、体調が万全では無かった…。
宿への帰り道でも、アチコチから太鼓の音が聞こえたので、他の地域も遅くまでやっていたのかな?
端田原を見られなかったのが、少し残念だったです。
粟国島では、旧暦1月2日には「船起こし」、1月3日には「村起こし」が行われます。
次回は、旧暦大晦日から1月3日まで見学したいですね。
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