宜野湾市の真志喜区大綱引き

2023年8月13日、宜野湾市真志喜の綱引きを見学しました。
棒で綱を高く掲げて倒し合うアギエー勝負が見所。
綱のカナチ（カヌチ）には、クーギ（フサフサの飾りの綱）があって綺麗でした。



真志喜の綱引きは、旧暦6月15日に行うウマチー綱ですが、現在は旧暦6月15日に近い日曜日に行われています。
今年は8月6日の予定でしたが、台風6号の為に8月13日に延期になりました。
沖縄戦で中断しましたが、1947（昭和22）年頃から復活したそうです。
綱引き会場は何度か変わっていて、旧公民館近くのナカミチ、1955（昭和30）年にパイプライン通り、1999（平成11）年にコンベンション通り、2015（平成27）年に現在の真志喜中学校となりました。
道ジュネーは、コンベンション通りに変わった1999年から行われていません。

午後3時頃、会場の真志喜中学校に到着しました。
暫くすると、真志喜中学校の吹奏楽部の演奏などが始まりました。
その後、真志喜区老人会の「かりゆし会」によるメーモーイ（前踊り）。



続いて、旗頭のガーエー。
前村渠の旗頭の先は長刀で、旗字は躍進。
一方、後村渠の旗頭の先は兜で、旗字は豊年です。



アギエー勝負が始まりました。
アギエーは、掲げるという意味です。
六尺棒と四尺棒で綱を掲げながら、前村渠と後村渠が接近します。





お互いの綱を押し合って、相手側を押し倒した方が勝ち。
両者とも、なるべく綱を高く上げます。









勝負が付きました。
アギエー勝負は、2回行われて、後村渠が勝ちました。



カナチ棒が入って、綱引きの用意が出来ました。



カナチ（カナチ棒が入った綱の丸い部分）の周りにある、クーギ（フサフサの飾り綱）が綺麗ですね。



綱引きの開始。
真志喜の綱引きは2回戦で、2回目は引き手が入れ替わるのが特徴です。





綱引きの結果は、引き分けでした。
綱引き後のカチャーシー。





現在、アギエー勝負が行われているのは、宜野湾市の真志喜と大山のみです。
見応えがあるので、アギエー勝負は必見ですね。


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