昨日は、沖縄市の泡瀬大綱引を見学。
日が沈むと、明かりを灯した太鼓灯篭(テークドゥール)の旗頭が幻想的でした。
夜間に行われる綱引きは、雰囲気が最高ですね。

支度@泡瀬大綱引

泡瀬では戦前、明治39年から毎年旧暦6月25日(カシチー)に、大綱引きを行っていました。
最近は2003年と2013年に行われていて、5年ぶりの開催。
泡瀬大綱引では、東方(アガリン渠)と西方(イリン渠)に分かれて競います。
今回の泡瀬大綱引のスケジュールは、以下でした。
11月11日
午前9時~、前之御嶽での御願。
午後1時半~、道ジュネー(東方は泡瀬公民館、西方は泡瀬第三公民館から出発)。
午後2時半~、カヌチ口(頭貫口)でエイサーや空手などの演舞。
午後5時、開会式。
午後5時20分~、ガーインチェー、旗頭。
午後7時~、大綱引き。
午後7時45分~、花火。

昼過ぎまで所用で忙しかったので、会場の県道85号線(泡瀬ベイストリート)に到着したのは午後4時頃。汗
既に会場は凄い人込みで、空手の演舞が行われていました。

空手演舞@泡瀬大綱引

琉球國祭り太鼓は、獅子舞とコラボ。

琉球國祭り太鼓@泡瀬大綱引

開会の挨拶が終わると、まずは東西の若手によるガーインチェー(大勢が勢いよく揉み合う事)。
東方は青で、西方は赤です。

ガーインチェー@泡瀬大綱引

ガーインチェー@泡瀬大綱引

最初は、グルグル回ります。

ガーインチェー@泡瀬大綱引

東西が向かい合って、棒で威嚇。笑
たぶん高校生だと思うけど、元気があって楽しそうですね。
戦前は、かなりエキサイトしたそうです。

ガーインチェー@泡瀬大綱引

ガーインチェー@泡瀬大綱引

続いて、東西の旗頭のガーエー。
旗頭の先にある太鼓灯篭に明かりを付けて、それぞれ1番の旗頭から順番に、演舞をします。

旗頭@泡瀬大綱引

旗頭@泡瀬大綱引

旗頭@泡瀬大綱引

午後6時ごろから、東西の綱寄せ。
2本の綱をカヌチ棒で結合するまで、30分以上。
全長100メートル、重さ16トンなので時間がかかりますね。

綱寄せ@泡瀬大綱引

綱寄せ@泡瀬大綱引

綱寄せ@泡瀬大綱引

綱寄せ@泡瀬大綱引

東西の両端から、シタク(支度、歴史上の人物に扮した人物のこと)が登場。
東方は、組踊「姉妹敵討」の登場人物で、謝名の大主。

支度@泡瀬大綱引

西方は、亀松・乙鶴の姉妹。
「姉妹敵討」では、謝名の大主に父親を殺された姉妹が、敵討ちをします。

支度@泡瀬大綱引

この大綱で子供綱引きが行われましたが、案の定、ビクともしませんでした。笑
その後のメインの大綱引きは、大盛り上がり。
会場には5万人が集まったので、熱気が凄かった。

泡瀬大綱引

泡瀬大綱引

泡瀬大綱引

大綱引きの結果は、30分間で2メートル動かすことが出来なかったので、引き分けに終わりました。

沖縄市の泡瀬大綱引 2018の地図
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