先週は水曜日の十五夜から週末にかけて、豊年祭が沖縄県内各地で開催されました。
土曜日と日曜日に、2か所の豊年祭を見学。
まずは、西原町の「棚原酉年12年まーるあしび」です。
棚原区では弥勒信仰が強く、弥勒が誕生したとされる酉年の12年毎に豊年祭(十五夜祭)が行われています。
日程は土日の2日間(組踊などの演目が違います。)でしたが、初日の土曜日に行きました。
今回は写真が多くなったので、ブログを2回に分けて投稿します(御願・道ジュネー・琉球舞踊と組踊)。

道ジュネー@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

午後2時半ごろから、棚原区のヌンドゥンチ(門殿内)から御願が始まります。

ヌンドゥンチでの御願@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

続いて、ウフドゥンチに移動して御願。
琉球舞踊(百々蔵の大主)の奉納も行います。

ウフドゥンチでの琉球舞踊奉納@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

御願の途中の道ジュネー。
石畳道で、雰囲気が出ていますよね。

道ジュネー@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

再びヌンドゥンチに戻って、御願と百々蔵の大主の奉納。
次の弥勒の登場まで時間が空いたので、その間に野外舞台のあるアシビナー(遊び庭)で、場所を確保しておきました。
準備は大切です。笑

ヌンドゥンチでの琉球舞踊奉納@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

午後4時45分ごろ、弥勒(ミルク)がヌンドゥンチから登場。
アシビナーまで、道ジュネーを行います。
この投稿の一番最初の写真も見て下さい。

道ジュネー@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

豊年祭の幕開けは、弥勒舞い(ミルクモーイ)。

弥勒舞い@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

写真が多いので、演目順に写真を並べていきます。
舞台に向かって左側に安置された弥勒加那志が見守られながら、演目が進行。

演目3:百々蔵の大主
百々蔵の大主@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目4~7の挨拶・祝辞は省略。
演目8:上り口説
上り口説@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目9の挨拶は省略。
演目10:こてい節
こてい節@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目11:世果報口説
世果報口説@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目12のかいち節は省略。
演目13:かせかけ かせかけ@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目14:前之浜
前之浜@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目15:踊りくはでさ
踊りくはでさ@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目16:貫花
4姉妹ならではの、息のあった演舞でした。
動画も撮影したので、会場の雰囲気を楽しんでください。

貫花@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)


演目17:高平良万才
高平良万才@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目18は、ちょうぎん(狂言、沖縄芝居)で与那覇頭親雲上。
与那覇頭親雲上は、なかなか首里王府から役職を任命されず、釣りばかりしていました。
その状況に奥さんは、「ならん」と止められのにも関わらず去って行きます。
しかし、与那覇頭親雲上が出世したと知ると復縁を乞いますが、「ならん」と断られます。

与那覇頭親雲上@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目19:松竹梅
松竹梅@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目20は、西原町出身でアルゼンチンに移住した宮里昌栄さんの息子・昌利さん率いる、小林流志道館による空手演舞。
宮里昌栄さんはアルゼンチンで空手を50年以上指導し、各国支部を含めると1万人を超える門下生を持つ重鎮でした。

空手演舞@西原町の棚原酉年12年まーるあしび(豊年祭)

演目21の民謡同好会の写真は省略。
演目22の組踊「国吉の比屋」は、次のブログで紹介します。

西原町の棚原酉年12年まーるあしび その1(御願・道ジュネー・琉球舞踊)の地図
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