世界遺産の中城城跡で行われた「グスクの響き祭り」に行って来ました。
「グスクの響き祭り」は村(行政)主導の祭りではなく、中城村と北中城村の青年会で運営されているそうです。
第1回目の観客数は100人程度だったそうですが、第4回目には1,000人弱まで増加。
今回は午後6時の時点で1,000人を超えたそうなので、知名度が上がってますね。
コンセプトは、沖縄県下で世界遺産のグスク(首里城跡、中城城跡、勝連城跡、座喜味城跡、今帰仁城跡)がある市町村の伝統芸能(エイサーや獅子舞など)を中城城跡から発信して、中城城跡をアピールすること。

開始時間は午後4時45分でしたが、都合により会場の中城城跡に到着したのは午後6時過ぎ。
ちょうど友情出演の琉球風車のエイサー演舞が終わった時でした。涙
琉球風車は沖縄国際大学のエイサーサークルで、沖縄市久保田青年会の流れを汲んでいるので是非見たかったんですが…
見学できたエイサーは以下になります。

まずは、那覇市松島青年会のエイサー。
会場の音響の調子が悪くて謡方の三線と歌が聞こえ難かったですが、負けずに声を出して盛り上げていました。

那覇市松島青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り

那覇市松島青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り


続いて、うるま市平安座青年会。
平安座島からの出場で、離島なのを司会の人にイジられていました。
青年会長は太鼓をずっと続けていたそうですが、一番最後のエイサー演舞で後輩からチョンダラーをやるように言われたそうです。
チョンダラーの人が良い感じで、会場を一番盛り上げた青年会じゃないかな。

うるま市平安座青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り


平安座青年会の大太鼓は、バチをクルクル回す系。

うるま市平安座青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り


今回一番衝撃を受けたのは、読谷村座喜味青年会。
動きが激しくて見栄えのするエイサーが多い中で、ホッコリするエイサーでした。
大太鼓と旗頭を中心にして円を描いて演舞する感じが本土の盆踊り風。
外側を廻る男性と女性の手踊りが楽しそうで、見ている方も和みました。

読谷村座喜味青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り


最後のトリは、北中城村島袋青年会。
地元だけあって、盛り上がりと勢いがありました。
今シーズンのエイサーの締め括りに相応しかったですね。

北中城村島袋青年会のエイサー@第5回グスクの響き祭り


エイサー以外にも、伝統芸能の紹介がありました。
まずは、北中城村喜舎場青年会による獅子舞。

北中城村喜舎場青年会の獅子舞@第5回グスクの響き祭り

那覇市首里金城町青年会の旗頭。
那覇市の旗頭は、本島中北部のエイサーで使われる旗頭よりも巨大ですね。

那覇市首里金城町の旗頭@第5回グスクの響き祭り

那覇市首里金城町の旗頭@第5回グスクの響き祭り


エイサー祭りの締めは、カチャーシー。
夜空に沢山の旗頭が踊るのは、見ごたえありますね。
はしゃいでいる若者も楽しそうでした。

カチャーシー@第5回グスクの響き祭り

カチャーシー@第5回グスクの響き祭り

第5回 グスクの響き祭り@中城城跡の地図
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