今日の那覇は、快晴です。
首里城公園で行われた「百人御物参(ももそおものまいり)」を見てきました。
百人御物参は、神女たち(御内原の「聞得大君」や「三平等の大あむしられ」など)が首里城および周辺の御嶽や聖域をお参りする神聖な行事です。
目的は、国王の長寿と繁栄、国土の安全や五穀の豊穣などの祈願だったようです。

まず、首里城正殿前の御庭に、男性の諸官が焼香して火の神へ遥拝。
一方、女性の神女は、正殿内の「おせんこみちゃ」で火の神に祈願しています。

首里城公園「百人御物参」

神女たちが、暗シン御門を通って御庭に登場。
男性の諸官と共に、下之御庭にある首里森御嶽を目指します。

首里城公園「百人御物参」

神女と男性諸官たちによる行列の動画も撮影しました。
流れているクェーナ(神歌)は、「道ぐわいにや」です。


首里森御嶽での礼拝。
神女による「おかたべ(祈りの言葉)」が唱えられています。

首里城公園「百人御物参」

首里城公園「百人御物参」

首里城公園「百人御物参」

首里城公園「百人御物参」

続いて、神女のみで「京の内」の巡拝。
「京の内」は男子禁制でした。

首里城公園「百人御物参」

首里城公園「百人御物参」

4か所の御嶽を拝みます。

首里城公園「百人御物参」

首里城公園「百人御物参」

最後に首里森御嶽に戻って、再度礼拝をして終了。
厳かなイベントでした。

首里城公園「百人御物参」の地図
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