那覇市の隣にある西原町我謝で綱曳き(綱引き)を見てきました。
我謝大綱曳と呼ばれていて、約400年の歴史があるそうです。
毎年、旧暦6月25日または次の日曜日に行われています。
沖縄の多くの綱引きでは、東(アガリ)と西(イリ)に分かれて競いますが、西原町我謝では、上割(上区、リンゴー)と下割(下区、ウフカー)です。

我謝の綱曳きの由来は、簡単に以下の通り。
その昔、我謝の創始となる根屋といわれる上神座の兄弟が、我謝一帯の農地を二分して耕していた。
稲の収穫量を競い合っていたが、なかなか勝敗がつかない。
そこで、兄がリンゴ―与(雄綱)、弟がウフカー与(雌綱)に分かれて綱を引いたのが、綱曳きの始まりだそうです。

午後6時前くらいに、我謝公民館前に到着。
綱曳きが始まる直前で、凄い人だかりでした。
まずは、両陣営の旗頭の演舞。
旗頭は綱曳きの前後に行われて、一番の花形でした。

旗頭@西原町我謝の大綱引

旗頭@西原町我謝の大綱引

旗頭@西原町我謝の大綱引

旗頭@西原町我謝の大綱引

上割の子ども支度「謝名之大主」を乗せた雄綱の登場。

支度@西原町我謝の大綱引

支度@西原町我謝の大綱引

反対方向からは、下割の子ども支度「久志若按司」を乗せた雌綱。

支度@西原町我謝の大綱引

2つの綱がカヌチ棒で結ばれると、瞬時に激しい引き合いが開始。

西原町我謝の大綱引

西原町我謝の大綱引

西原町我謝の大綱引

綱曳きは2回行われて、1回戦は上割、2回戦は下割の勝利でした。
1つの字だけで、綱曳きを約400年も継承しているのは凄いことですね。

西原町の我謝大綱曳の地図
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