平成28年度 奥武島海神祭(ハーリー)

今日は、旧暦5月4日のユッカヌヒー。
ユッカヌヒーには、爬竜船競漕（大漁と航海安全を祈願する海人（漁師）の行事）が沖縄県内各地で行われます。
那覇ハーリーは新暦に合わせるようになってしまいましたが、多くの地域のハーリーは今でもユッカヌヒーに行われています。



先週末までの天気予報では雨でしたが、今朝起きると快晴。
仕事の休みを調整していて良かった。
しかし、何処のハーリーに行くかで迷いました。
本島南部だけでも、糸満市（糸満、名城）、八重瀬町（港川）、南城市（奥武島）。
今回は、南城市の奥武島海神祭に決定。

朝7時頃に、奥武島にある観音堂に到着。
まだ人があまり居ませんが、ハーリーの御願が行われます。



暫くすると、島の子ども達が棒術の練習を始めました。
御願で、棒術の奉納をするそうです。



人が集まりだしたので、観音堂へ移動。
7時半ごろから御願が始まりました。



自分も手を合わせてから周囲を見てみると、ハーリーに参加する人たちで溢れていました。



続いて、棒術の奉納。
練習の成果が出ていました。



観音堂の隣の拝所での御願。
ハーリーは、競漕だけではなくて、大漁や航海安全など祈願する儀式なんですね。



観音堂での御願が終わると、サバニ船を奥武島海岸へ移動。



これから、奥武島の西海上でのミシラギ御願へ出発。



神人による厳かな儀式を見守ります。



御願終了後、出発地点への帰路が、御願バーリーです。



奥武島のハーリーは、東西に分かれて競漕を行います。
40歳代中心の四番バーリー、50歳代中心の五番バーリーもあって、シニアになっても現役！！笑
下の写真は、四番バーリー。



奥武島のハーリーの見所は、個人的に3つあります。
1つ目は、流れ船(三番バーリー)。
まずは、漕ぎ手が橋の上に整列。



スタートの合図で、橋の上から漕ぎ手が次々に海へ飛び込んで行きます。
会場の人たちも、かなり盛り上がりました。



2つ目は、クンケーラーシー(転覆競漕)。
レースの途中で、わざと船をひっくり返します。



3つ目は、レース後のサバニを担いで行う勝利の舞い。笑



両チーム共に行って、ガーエーになることも。





下の動画は、最後の「上がいバーリー」の後に、負けた西チームによるものです。

本バーリーの後は、職域ハーリーが行われます。
そして午後2時からは、自由参加（観光客ok）の懇親会。
自分は、用事があったので本バーリー後に帰宅しました。


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