今日は、ゴールデンウィークの最終日。
天気予報では曇りと雨が多いはずでしたが、良い天気が続きましたね。
5月1日に、豊見城で行われた第14回 ハーリー由来まつり(豊見城ハーリー御願)を見学したので、本番の那覇ハーリーにも行って来ました。

那覇ハーリーの元になった那覇の爬龍舟競漕は、琉球王国の時代から旧暦5月4日(ユッカヌヒー)、冊封使歓待、雨乞いの際に行われてきました。
競漕の前には「豊見城上い」と云って、那覇・久米・泊のハーリー衆は、豊見城にある豊見瀬御嶽を参拝しました。
ハーリーの始まりには諸説(?人三六姓、または長浜太夫、豊見城城主・汪応祖による伝来説)ありますが、約600年の歴史があるそうです。

那覇ハーリー3日目は、一般競漕と御願バーリー、本バーリーが行われます。
午後4時に会場の那覇港新港に到着すると、ちょうど一般競漕の決勝が始まるところでした。
決勝Aの結果は、JTAグループ(5分09秒99)、新友会(5分14秒35)、沖縄エアポートサービス(5分27秒38)。
今年のハーリーのタイム・順位の結果表を見てみると、ほとんどのチームが6分以上かかっているので、5分前半の記録は凄い。
今年は、風や潮の関係で、どのチームも苦労したそうです。

A決勝(JTAグループVS新友会VS沖縄エアポートサービス)@第42回 那覇ハーリー

決勝Bの結果は、空自レキオウイング(4分50秒08)、ガナーズ(4分45秒11)、ニライカナイ(5分08秒41)。
B組は、航空自衛隊や米軍関係者も参加するのでレベルが高過ぎ。
一般人の海洋池間民族や琉球海運なども、B組で良いレースをしているのも凄い。

B決勝(空自レキオウイングVSガナーズVSニライカナイ)@第42回 那覇ハーリー

続いて、御願バーリー。
泊、那覇、久米の3村の舟が、それぞれの村のハーリー歌を歌いながら空手の演舞と共に周回しました。
ハーリー歌の歌詞は、那覇ハーリー 復活15周年記念』(嘉手川 重喜 編、嘉手川 重夫 編、那覇爬竜船振興会、[])のpp.24-26に載っています。
泊は琉球、那覇は大和、久米は中国を表しているそうです。
泊は黒、那覇は青、久米は黄。

御願バーリー(泊)@第42回 那覇ハーリー

御願バーリー(那覇)@第42回 那覇ハーリー

次は、本バーリー。
泊、那覇、久米の3村が、プライドを賭けて競漕。

本バーリー(泊)@第42回 那覇ハーリー

本バーリー(久米)@第42回 那覇ハーリー

本バーリー(泊)@第42回 那覇ハーリー

本バーリー(泊VS那覇)@第42回 那覇ハーリー

本バーリーの結果は、那覇(5分58秒40)、泊(6分11秒15)、久米(6分58秒53)。
今年は、那覇の優勝でした。
那覇ハーリーの御願のおかげで、水不足にならずに済むと良いですね。

第42回 那覇ハーリーの地図
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