野生ランのオキナワチドリ(学名:Amitostigma lepidum)の花を見に行ってきました。
去年は2月の中旬に満開でしたが、今年の冬は寒かったので開花が遅れると予想していました。
現地に到着してみると、期待通りに満開!!

オキナワチドリ

少し引いた画像で見て分かるように、正に足の踏み場が無い状態で咲き誇っています。
去年よりも、花の数が増えたような感じがします。

オキナワチドリ

オキナワチドリの花の色や形は、個体によって変化が大きいです。
上の2枚の写真は、地の色が紫色で濃い紫色の斑点模様。
しかし、多くの個体では、下の写真のように、白地に紫色の斑点です。

オキナワチドリ

オキナワチドリ

斑点が薄い個体から、斑点が殆んど無い個体もあります。

オキナワチドリ

オキナワチドリ

花が細長くて、斑点の濃い個体も良い感じです。

オキナワチドリ

オキナワチドリ

辺りを見回すと、ムカゴソウ(学名:Herminium lanceum)と>キヌラン(学名:Zeuxine strateumatica)も満開です!!
両方とも地味な花で見つけ難いですが、一旦見つけると、次々と見つかりました。
まずは、ムカゴソウの花。

ムカゴソウ

次は、キヌランの花。
おそらく、チクシキヌラン(学名:Zeuxine strateumatica f. rupicola)だと思います。

キヌラン

この場所ではもう少しすると、ナンゴクネジバナ(学名:Spiranthes sinensis var. sinensis)とニラバラン(学名:Microtis unifolia)が咲き始めます。
一か所で、少なくとも4つの野生ランの大群落があるのは珍しいです。
これからも、大切に見守っていきたいですね。